仮想と物理とエトセトラ

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Figma Toolkitを試してみる

今回はMRTKを用いたアプリケーションのイメージボード作成や、サンプル画像作成に使える「Figma Toolkit」を試してみます。

docs.microsoft.com

1. アカウント作成

まず、Figma自体のアカウントを作成します。

Figmaはブラウザ上で使用できるUIデザインツールです。

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下記URLの「Try Figma for Free」からアカウント作成できます。
www.figma.com

Google アカウントでサインアップすることもできます。

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アカウントを作成するとチーム名を決定できます。 これは後からでも登録できるので「Do this later」を選択しました。

2. Figma Toolkitの概要

次に下記URLの「View Figma Toolkit」をクリックします。 docs.microsoft.com

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クリックすると「Mixed Reality Toolkit for Figma」が表示されます。

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このプロジェクトは読み取り専用のため、自分で使うために複製保存します。
上部のメニューから「Duplicate to your drafts」を選択します。
複製ができると、「File Duplicated to your drafts」とブラウザ下部に表示されるため、その右に表示される「Open」をクリックします。
すると、編集できる複製されたプロジェクトを開くことができます。

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左メニューの「UI Gallery」を選択すると、UnityからMRTKを使用する際に用いる、「Tool Box」にあるようなMRTKのボタンなど、使用できるツールが確認できます。

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左メニューの「Example」を選択すると、Figmaを用いたイメージのサンプルを確認できます。

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左メニューの「Components」を選択すると、手を含めたイメージ作成につかえる各部品が確認できます。

3. Figma Toolkitの使い方

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まず、イメージを作成するためのページを作成します。
左メニューのプラスボタンを押します。

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作成したページに、Hololens2の表示領域を土台として作成します。
左メニューの「Viewport」からHololens2のViewportを選択し、コピー(Ctrl + C)し、先ほど作成したページに貼り付けます。

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左メニューの「Component」から使用したい部品を選択し、コピー+ペーストで貼り付けていきます。

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各部品の構成はUnityのHierarchyとほぼ同じになっています。

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ボタンのテキストを編集するには、編集したいテキスト部分をダブルクリックします。
Fontがないとインストールを要求されるので、「Install Font Helper」からダウンロードします。

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その後一度プロジェクトを開き直すと、テキストが編集できるようになっています。
テキストだけでなく、ボタンのアイコンなども変更できます。

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作ったイメージは右下のExportからPNG, JPG, SVG, PDFに出力できます。
ページ全体を出力するため、Exportする前に全選択(Ctrl + A)したほうが良いでしょう。

「Export 〇〇」と書かれたボタンを押すことで作成したイメージの画像データをDLできます。

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取り急ぎFigma Toolkitの使い方はここまでです。
自分で3Dモデルの画像なども入れられると思うので、Figmaについて使用する機会があればまた記事にしようと思います。