仮想と物理とエトセトラ

xRや物理とかごった煮の備忘録的技術ブログ

PCアップデート その1(Palit Geforce RTX 3080Ti Gaming Proへの換装)

今回はPC構成を更新したので更新前後のベンチマーク結果を記事にします。
VRChatを触っていた際、フレームレート低下によるVR酔いが発生していたため、GPUのアップデートを実施しました。
Palit Geforce RTX 3080Ti Gaming Proは、台湾のPalit社が発売しているGPUです。
日本ではドスパラのみ、代理店をしており他GPUよりマージンがとられていないため(?)安いことが特徴です。

www.dospara.co.jp


PC構成

PCケース:コルセア Carbide 275R
CPU:Ryzen 9 5950X
CPUクーラ:コルセア iCUE H150i ELITE CAPELLIX メモリ:32 GB (G.Skill F4-3200C16D-16GSXWB)
ストレージ:Samsung SSD 980 PRO 1TB 
※Cドライブではないですが、ベンチマークはこっちにインストールしました。
マザーボードMSI MEG X570 UNIFY
GPU
旧: Geforce RTX 2070 SUPER(ASUS DUAL-RTX2070S-O8G-EVO)
新: Geforce RTX 3080 Ti(PalitNED308T019KB-132AA)

GPUを付け替える

まずはPCの電源を完全に落とします。
また、感電や破損を防ぐため電源背面のスイッチを切り、ケーブルを取り外します。

次に、右側四角で示したGPUについている8ピンケーブルを取り外します。
また、左側四角に示す、ケースとの接合ネジを取り外します。

マザーボードからGPUを取り外します。
PCI Expressスロットのフックをゆっくり下げ、まっすぐGPUを引き抜きます。
(表面がホコリで汚いのは気にしない。。。)

次に先ほどと逆の手順で新しいGPUを取り付けます。
GPUを矢印の方向にまっすぐPCI Expressスロットに差し、フックが立ち上がるまで差し込みます。

RTX3080Tiは重く長いGPUのため、たわまないようにする支えがついています。
GPUと合わせ、支えをケースに取り付けます。

最後にGPUに先ほど外した8ピンケーブルを取り付け、電源背面のスイッチを入れ取付完了です。
GPUのファンと干渉を防ぐため、ケーブルの取り回しはこの画像から支え下を通すように変更しました。

PC起動後は、下記からドライバをダウンロードし、インストールしました。

www.palit.com

ベンチマーク結果

3DMARK

3DMARKは定番の3Dベンチマークです。一部の機能は無料で使用できます。

forest.watch.impress.co.jp

  • 2070 SUPER

  • 3080 Ti

[総合]
1.65倍(向上)

[Graphics score]
1.85倍 (向上)

SteamVR Performance Test

SteamVR Performance Testでは、システムがVR Redyかどうか調べることができます。

store.steampowered.com

  • 2070 SUPER
  • 3080 Ti

1.36倍(向上)
※3080Tiは頭打ちしているように見える

FF15ベンチマーク

このベンチマークは負荷が高く、高性能ゲーミングPCの評価によく使用されています。
benchmark.finalfantasyxv.com

  • 2070 SUPER
    1980×1080

    3840×2160

  • 3080 Ti
    1980×1080

    3840×2160

[1980×1080]
1.45倍(向上)

[3840×2160]
1.82倍(向上)

VRMARK

さきほどの3DMARKVR版です。こちらも一部の機能は無料で使用できます。

store.steampowered.com

  • 2070 SUPER

  • 3080 Ti

1.10倍(向上)
※負荷が小さく、あまり差が出ていないように見える。

Ezbench

こちらは最近リリースされたレイトレーシングを重視したベンチマークです。

store.steampowered.com

  • 2070 SUPER
    1980×1080

    3440×1440

  • 3080 Ti
    1980×1080

    3440×1440

[1980×1080]
1.90倍(向上)

[3440×1440]
2.03倍(向上)

こちらはかなり大きく差が出ました。
3080Tiになって、レイトレーシング性能が大幅に向上したようです。
※それでも1980×1080でも平均46FPSですが。

総評

結果としては負荷の大きいベンチマークについて、大幅な性能向上を実現できました。
実際にアプリを使用した場合とは異なる場合もあると思いますが、ある程度の目安になりそうです。
また、ノイズが気になるというレビューの多いPalitですが、私の環境ではそこまでひどく感じませんでした。

これからVRで実際に使用してみて、VR関係の探求に生かそうと思います。
とりあえずは、VRChat, Neos VRに行ってみようかな。