仮想と物理とエトセトラ

xRや物理とかごった煮の備忘録的技術ブログ

Photon(PUN2)の導入準備

Photon(PUN2)の導入方法(準備)を書き留めておきます。
今回はPhoton Cloud中心に、一部設定はPhoton Serverにも触れて記載します。
※Photon Serverを構成できるようなPCは手元にないですが。。。

前提

今回使用した各パッケージとバージョンは以下です。

  • Unity 2019.4.17f1

MRTK2.6.1導入済み。
Hololens2など、xRデバイスで用いること前提のため。(なくてもPhotonは動く)
MRTKの導入が初めての場合、下記を参考にすると良いと思います。
バージョン部分のみ読み替えてください。

qiita.com

1. Photonアカウント作成

[1] 下記のリンク先の「PHOTON 無料プランはこちら」をクリックする。

www.photonengine.com

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[2] メールアドレスを入力し、「登録する」をクリックする。

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[3] メールが届くので、URLをクリックしパスワードを設定してアカウントを作成する。

2. Photonクラウド側の準備

Unity側から接続するための、「アプリケーションID」を取得します。

[1] ダッシュボードを選択し、「新しくアプリを作成する」をクリックする。

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[2] 赤枠の箇所を任意に設定し、「作成する」をクリックする。

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[3] 赤四角の箇所に「アプリケーションID」が記載されている。クリックすると選択できるので、クリップボードなどに控えておく。

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3. Unity側の準備

MRTK導入済みのUnityプロジェクトにPhotonを導入します。

[1] Unity Asset Storeで「PUN 2 free」で検索する。

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[2] AssetをDownloadし、Importする。

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[3] 「Import Unity Package」ウィンドウの「Import」をクリックする。

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[4] Importが終わると「PUN Wizard」ウィンドウが表示される。 2.[3]で取得した「アプリケーションID」を入力し、「Setup Project」ボタンを押す。
成功すると、「Your AppId is now applied to this project」の文字と「Close」ボタンが表示されるので、ボタンを押す。
※Photonクラウドを使う場合。Photonサーバの場合は「Skip」ボタンを押す。

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[5] 設定したAppIdは Assets/Photon/PhotonUnityNetworking/Resources/PhotonServerSettings.assetに記載されている。
※Photonサーバの場合は「Use Name Server」のチェックを外し、「Server」にPhotonサーバのIPアドレス、「Port」に5055を記載する。

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これでUnityへのPhoton導入は完了です。
もちろんこれだけではPhotonクラウドに接続した共有はできないので、共有用のGameObjectの作成が必要です。
共有自体の方法はまた次回。。。
※初回にしてはボリュームありすぎたんだろうか。もう少し楽しないと続かなさそう。